転職面接の服装は「黒のスーツ」にするべきなのか?

転職の面接ではスーツを着るべきか?といった悩みはいつでもありますね。

答えから言うと、ラフな格好が許されるごく一部の業界を除いて、スーツで転職活動に臨むべきなのは疑いがありません。

皆さんも紺のスーツ、ではなく、今は真っ黒なスーツで全身を固めた就活生を、一度は目にしたことがあるでしょう。

今や就職活動の服装と言えば、黒のスーツが定番中の定番なのですが、翻って30才を越えた皆さんも同じでいいのだろうか? そこが気になる点だと思います。

結論から言うと、オーソドックスな色であれば大丈夫。つまり、濃紺、グレーあたりの色ですね。

就活生に広く普及し市民権を得た黒のスーツでも問題はありませんが、一般的には黒スーツは冠婚葬祭用の礼服の扱いになります。

一方、濃紺、グレーはオバマ大統領の着こなしを見ればわかるように、エグゼクティブの定番色となっているので、筆者はこれを推奨しています。

ところで、いい年をして「スーツの色や柄で個性を出そう」などと考える人はそういないと思いますが、無地が基本です。ストライプや柄の無いものにしておきましょう。

なお、見落としがちなのがサイズ感。オーダーメイドであれば、自分にピッタリ合ったものが得られるでしょうが、予算の関係からそうもいかない人が多い。

もしも吊るしを買うなら、「スーツは肩で着る」という格言があるように、肩に合ったものを選べば自分の体型に合ったものが見つかります。

ですから、何度も試着して肩に合うものを探すようにしてください。

 

中谷充宏「今さら聞けない30代以上転職のルール – やり方以前の常識大全」からの抜粋

転職のグループ面接はどんな流れで進むのか?

グループ面接の場合、まずは指定時刻前にメンバー全員が、待合室か選考会場に集められます。ここでの注意点ですが、いい年をして他のメンバーと雑談を始めるのは絶対にNG。緊張感に欠ける行為ですので、挨拶程度に止めておきましょう。先に待合室に入った場合は、そこから選考会場に移ります。選考会場の入り方で迷う人が多いのですが、最初の人はドアノックして入室する、というのは個人面接と同じ。そして、後の人は続けばいいだけです。ただし、会場入りの際は必ず「失礼いたします」と挨拶すること。最後の人はドアを閉めます。

イスが並べられているので、入室した順に奥の席から詰めていきます。全員イスの横に立った時点で、司会役の面接官からイスにかけるよう指示があります。ここも個人面接と一緒で、挨拶してから腰掛けます。よく挨拶していいか、周りを伺う人がいますが、周りを気にせずに堂々とやればいいのです。

全員が座った時点で、順に自己紹介を促されてグループ面接がスタートします。なお、発言順については左から、右から、司会役が指名、思いついた人から挙手、とバラパラです。だから、いつ当てられても回答できるよう準備をしておいてください。

そして面接終了が告げられて終了(時間の関係から、個人面接のように逆質問を受け付けないケースが多い)。入室した順と逆の順で退室しますが、最初がドアを開け、最後がドアを閉める、ドア操作をしない人は会場を出る時に挨拶というように、基本は入室時と同じになります。

 

 

中谷充宏「今さら聞けない30代以上転職のルール – やり方以前の常識大全」からの抜粋

転職にグループ面接はあるのか?その対策は?

転職の面接の質問対策を記したサイト・書籍は数あれど、転職でのグループ面接についてはあまり情報がないのが実情ではないでしょうか。

実は、転職試験におけるグループ面接は、前述のSPIⅢのように最近導入され始めたものではなく随分前から一次選考といった最初の方の選考プロセスに入れている企業が結構ありました。ただ、30才以上という年齢だと一人一人のキャリアが全く違うため、十把一絡げな質問では評価しづらいところもあるので、転職者の場合はやはり個人面接が多くの割合を占めています。

とは言え、あるにはある。「集団で取り扱うなんて失礼だ、配慮に欠ける」とクレームの1つも入れたくなるでしょうが、突破しないと次に進めないので、ここは真摯に向き合いましょう。

さて、対策法ですが、皆さんは就活生と違い模擬グループ面接を受講するのは非常に困難です。ですから、実戦練習を積むよりも、当日の状況を想定して立ち振る舞いや回答をシミュレーションする、というのが現実的な対策法になります。

まず、グループ面接は複数の候補者を一度に面接するため、一人当たりにかける時間は短い。よって、端的に要領よく回答する必要があります。また、質問も奇をてらうものは稀有で、定番の質問(職歴の説明、志望理由、自己PR等)が出題される傾向が強い。ですから、定番の質問をより深く濃く練っておくべきです。

そして当日の振る舞いとしては、ライバル達に気後れしないこと。堂々とした姿勢で、いつもよりも声を大きくして臨んでください。

 

中谷充宏「今さら聞けない30代以上転職のルール – やり方以前の常識大全」からの抜粋

よく見る「リクナビNEXT」、「マイナビ転職」とは何なのか?

皆さんも、リクナビNEXT、マイナビ転職の2つは、聞いたことくらいはあるでしょう。

数ある転職サイトの中でも、転職求人シェアを2分する超大手転職サイトです。

なお転職サイトは、求人の掲載広告料で成り立っています。求人掲載には何十万もかかるので、ハローワークと比べて採用の本気度が高い点が特徴です。

どちらか片方だけ見ておけば大丈夫、と考える人がいますが、これは誤り。

資金が潤沢な大手企業や積極採用企業だと、両サイトに掲載することがよくあるので、このような勘違いを生んでいるのでしょう。

しかし、リクナビNEXTとマイナビ転職の2つは全くの別物なので、実は片方しか掲載していない求人が大半です。ですから、必ず両方をチェックするようにしてください。

今はどちらも同じような機能を備えており、大差がありません。

共通の問題として、WEBレジュメというWEB上の履歴書·職務経歴書の情報を入力する必要があり、驚くくらい入力項目とそのボリュームが多いので、途中で投げ出す人もいます。

ただ、これを求人企業に送るだけで応募が完了するので、転職活動の準備段階で我慢強く仕上げることが必須です。

また条件検索機能はもちろんのこと、希望条件に合った求人を知らせてくれるアラート機能といった便利な機能も充実していますので、転職活動を始めた皆さんが使わない手はありません。

 

中谷充宏「今さら聞けない30代以上転職のルール – やり方以前の常識大全」からの抜粋

新聞の求人広告、ネットの転職サイト、どれが良い?

みなさんは求人を探す時どうやっているでしょうか?おそらくほとんどの人はネットで探していると思います。でも実は新聞も侮れません。

昔は求人といえば、日経新聞、外資系ならJapan Times、という時代もありましたし、今でも新聞を頼りに求人活動をする企業も少なくありません。

そこで、それぞれの違いについてお話ししたいと思います。

大手の日刊紙は、日曜日にまとめて求人広告を掲載している

大手の日刊紙は日曜日に求人広告を掲載しています。平日にも、その新聞によって決まった曜日に、「地域別の求人」、「技術系の求人」など対象を絞った特集を組んでいることがあります。

日刊紙の求人広告は発行部数を背景に、出稿料金が高めなのが特徴です。そのため、スペースに限りがあり、会社のようすや条件などを、少ない情報から読み取らなければいけないのがデメリット、高い料金を出していることから、企業の真剣な姿勢がうかがえるのがメリットです。

求人広告は新聞によって特徴がある

「朝日」「読売」「毎日」などの一般紙は、それぞれの持ち味があるので、希望職種によって、あたる新聞を選ぶと効率的です。一般的に、「朝日」はマスコミ·事務系が強く、「読売」は営業系,事務系が強いと言われています。さらに大手の企業を探すなら「朝日」「読売」、中小企業なら「読売」「毎日」が良いと言われています。

経済紙や業界紙、地方紙で仕事を探す方法もある

一般紙のほかにも、あたりたい新聞があります。金融系、外資系なら「日経」。また、外資系は日刊紙で、も英字新聞などで探す方法もあります。特定の業界を志望する場合は、その業界の新聞に目を通すやり方もあります。Uターン・Iターン就職なら、地元の新聞を取り寄せるといいでしょう。

 

転職サイト、転職エージェントを使うのは今時当たり前

ネットで、求人を探すメリットは、①大量の求人を見られる、②年収や勤務地など希望条件で求人をふるいにかけられる、③今日出た求人もスグに見られる、ですよね。

でも、みなさん使っている転職サイト、転職エージェント、どう違うのか知っていますか?ネットで、転職エージェントとは?転職サイトとの違いと言った検索語で調べたら、分かると思いますが、一番の違いはエージェントという人が介在するかどうか。

エージェントがいる事で、きめ細やかなサービスを受けられるし、公開されていない非公開求人を見せてもらう事もできます。

有名な所では、リクルートエージェントとかDODA(デューダ)がありますね。

 

新聞とネット検索での違いをお話ししましたが、どれが良いというよりも、どれも良いですので、両方使いこなしてみたらいかがでしょうか?

 

 

 

中谷充宏「今さら聞けない30代以上転職のルール – やり方以前の常識大全」からの抜粋

ハローワークは活用すべきなのか?

無職者の出入りが多そうだということもあり、ハローワークにあまり良いイメージを持っていない方が多いようです。

しかし、ハローワーク内でしか公開していない求人もありますし、ネットと異なり地域密着型の求人や、幅広い年齢層を対象とした求人が豊富ですので、ハローワークは絶対に使ってください。

ハローワークで皆さんが利用すべき場所は、求人検索コーナーと職業紹介コーナーの2つ。まず求人検索コーナーの窓口で「求人検索したい」旨を伝えれば、指定番号の検索端末を使うように言われます。検索端末にタッチペンで年齢や地域,希望職種などを入力して検索すると、求人情報が出てきます。通常は、検索端末の下にプリンタがあり、検索した求人情報を5つまで印刷できます。

印刷した求人に応募する場合、職業紹介コーナーに移動し、備え付けの登録用紙を書いて担当職員に渡します。その際、今その求人に何人応募しているかや、そもそもあなたが応募可能かどうかといった件を、職員があなたと求人企業との間に入って確認、調整してくれます。そして応募するに至ったら、応募先に渡す「紹介状」をもらう仕組みになっています。

決してハードルは高くない、便利な施設なのでぜひ活用してください。

ちなみに、混雑時には結構待たされます。できれば朝一に行くようにしましょう。

ハローワークにはマメに足を運ぶこと恥ずかしがって行かないのは勿体ない

 

中谷充宏「今さら聞けない30代以上転職のルール – やり方以前の常識大全」からの抜粋

実績・スキルをアピールする職務経歴書を軽視しないで!

外資系企業では原則として、目に見える形での成果を重視します。

20代の若い人であれば、将来性、可能性に期待されるということもありますが、30代になったら結果が求められます。

「今後、がんばります」、「いまから勉強して何とかします!は通用しません。しかも、その結果を継続して求められるのです。

以前結果を出したことがあるんだから、いつかまたやってくれるだろう」というような寛容な、長期的な見方はしてもらえません。

その時どうか、それまでトータルとして何をやったか、できたかが判断基準なのです。

これは、採用の判断基準でも同じです。

採用可否、給料の判断基準となるのは、それまで何をやってきたかです。

その実績を習景に、入社してから結果が出せれば、ポジションや収入をすぐにあげてもらえる可能性も高くあります。

外資系企業に転職したいという人が、これまでやりたくてもできなかった職種をやってみたいと希望するケースもあるようですが、第二新卒(新卒で入社後、三年以内に退職する人)などの若い人ならともかく、30代以上の人には難しいことといわざるをえません。

即戦力を求める外資系企業では、30代以上の人間を採用するかどうかを決める場合、基準となるのは何をしてきたか、即戦力として何ができるかです。

これまでやったことのない仕事をしたいと望んだら、過去の実績という判断材料がないのですから、評価は低くなるでしょう。

万が一採用されたとしても、「勉強期間」を与えてはもらえません。

それまではその仕事はしていなくても、いつかやりたいと勉強していて、すぐに成果を出せるという自信があるのでなければ、それまで自介がやってきた仕事での経験·実績を武器にし、それで勝負することを考えるのが賢明といえます。

いままでの実績が評価され、与えられたポジションで成果をあげることができれば高い報酬が期待できるのです。それこそが、外資系に転職をする醍醐味というものでしょう。

私は30歳代後半から外資系企業で働いてきましたが、一貫して人事畑にいます。

それは最初に勤めた日本企業で人事の仕事をし、その経験、知識スキルが武器になったからです。日本企業で人事の仕事についたのは、希望したからではなく、たまたまでした。

最初に外資系企業にはいるときに提示された年収は840万円で、当時日本企業に勤める38歳の私にとって、それなりに魅力のあるものでしたが、実際には、転職したその年に年収1千万円を超えました。

3年以内に1,500万円になったのです。これが外資系企業の大きな魅力の一つであることは間違いないと確信しました。

そして、武器になるだけの経験·知識·スキルがあれば、それを正当に評価し、いい条件を出してくれます。そのうえで、さらにいい結果を出せば、それがまた評価されて、もつといい条件を提示してくれるのです。

その経験、知識・スキルをアピールするために最も重要なものの一つが、職務経歴書です。

職務経歴書と言われても初めての人にとってはどうやって書いていいのか分からないと思いますが、このように職務経歴書の書き方については先達の色々な知恵が手に入りますので、参考にしてみてください。

 

上杉雅樹「外資系企業 超転職法」からの抜粋

転職の求人情報はどこをどう見ればいいのか?

転職によって給与を上げたいという想いは、ちょうど仕事に脂がのってきた30代あたりが最も強いと言えます。よって、求人情報の中で真っ先に給与額を見るという気持ちもわからないではありません。でもそこにこだわり過ぎると、転職のチャンスを逃すリスクが高い。そのことは、念頭に置いておいてください。

例えば、30才そこそこと言えども年齢制限に引っかかるケースはあります。だからまずは、応募可能な求人かどうかをチェックするのが最優先です。求人情報に「20代が活躍できる職場です」や「第二新卒歓迎!!」といったキャッチコピーが並んでいたり、どう見ても20代な若手社員ばかりが集合している職場の写真が掲載されていたら、30才以上は対象にしていない可能性が高いでしょう。

年齢制限はクリアできそうなら、次は企業の求める人物像に合っているかどうかが重要。だから「必須条件」欄を見ます。「完全に満たしてはいないけど、似たような経験があるしやる気もあるから大丈夫だろう」、そんな甘い見通しは、キャリア採用には通じないと思っておいた方がいいです。

そして最後に、前述の 自分を知る」で整理した、譲れない条件を満たしているかを見てください。例えば、「転勤はできない」という譲れない条件があれば、勤務地の欄をしっかりチェックする必要があるということです。選考が随分と進んでから、実は「全国転勤あり」に気づいても遅いですからね。

 

 

中谷充宏「今さら聞けない30代以上転職のルール – やり方以前の常識大全」からの抜粋

求人情報はどこで入手すればいいのか?

求人情報を入手する方法と言えば、「ハローワークに行く」、「ネットで探す」、「新聞の求人広告を見る」、「求人誌を見る」あたりをイメージする方が大半でしょう。

その中でも、パソコンやスマートフォンでネット検索して求人を探すというのが最近の主流です。

とは言え、ネット上には溢れんばかりの求人情報があり、どこに自分が求める求人があるのか、一体どこを見ればいいのか困惑してしまい、逆に効率の悪い探し方に陥ってしまうというケースもある。

色々なサイトがおすすめの転職サイト・転職エージェントを紹介していますが、こちらでおすすめしたいのが、indeed (インディード)というサイトです。これは求人情報専門の検索エンジンで、言ってしまえば求人版Googleといった定義がピッタリくるサイト。このサイトで「キーワード」と「勤務地」を入力すればネット上に公開されている求人情報を収集してくれます。

更には、ジョブアラートメールといって、その検索結果の新着求人をメールで送ってくれるという、時間のない30代40代の方には非常に嬉しい機能まであるのです。

マイナビ、リクナビ、ハローワークインターネットサービスといった各転職情報サイトを使う場合、今までは個別にチェックしなければなりませんでした。でもindeedを使えば、ネット上の求人情報を横断的にまとめて収集してくれます。

おまけに、利用料は全くかかりません。これはもう、使わない手はないでしょう。これが常識!indeedを活用しよう!

 

中谷充宏「今さら聞けない30代以上転職のルール – やり方以前の常識大全」

在職中の転職活動で注意することは?

転職活動をしていることが会社にバレることは絶対に避けてください ですが現実には、バレてしまって社内で窮地に追い込まれる人が少なくありません。慎重にやっているはずなのに、なぜバレしまうのか?

バレてしまう頻出ケースは、大きく分けて次の2つです。

1つ目は、会社のパソコンやネットワークを使って、ネット上の求人情報を閲覧したり、応募書類を作成·印刷したりするケース。誰も見ていないしこれくらいなら大丈夫だろう、は明らかに誤った考えです。

パソコンやネットワークを監視している会社もありますし、そもそも目的外使用になるので、バレたら厳罰に処される可能性もあるでしょう。会社では転職活動の類いを一切やらない、これに尽きます。

もう1つは、採用選考に参加するため、会社を休んだり早く退社するといったケース。今までと違う勤務形態を繰り返すと、上司に「最近、吉田の動きが変だな。転職するのか?」などと察知されかねません(なお、仮に追及されたとしても、絶対に口を割らないことが鉄則です)。

ところで、余った有給休暇を最後に使う方は多いと思いますが、その理由を会社に報告する法的義務は一切ありません。ですので、平日日中に活動したいのなら、素直に有給を取って動くことをお勧めします。そしてカモフラージュとして、今まで以上に仕事には真剣に取り組んでおきましょう。

 

参考資料:中谷充宏「今さら聞けない30代以上転職のルール – やり方以前の常識大全」